6月11日 21時から放送予定の「ザ・世界仰天ニュース」で「抜毛症」について取り上げられます。
あまり聞きなじみのない症状ですが、髪の毛を抜く癖がエスカレートしたもので、酷いと頭皮の一部の髪がすっかりなくなってしまうほど重症化してしまうこともあるのだとか…
今回はそんな抜毛症の、原因や治し方についてフォーカスしていきます。
抜毛症の原因とは?
それでは、抜毛症の原因とは何なのでしょうか?
抜毛症の原因は、20代までの若い年代で起こりやすい症状です。
日常生活の中で何らかの困難に直面し、心理的ストレスが強くなってくることで増える傾向が見られます。
髪の毛を抜くこと自体は脅迫的で、その直前に何とも言えない不安がこみ上げてきて、その不安に対処するように髪の毛を抜いてしまうことが多いようです。
実際、髪の毛を抜くと気持ちがスッキリするなど一時的とは言え、気持ちが楽になります。
そのため不安が再び強まると、髪の毛を抜いてしまうというサイクルを繰り返してしまうようです。
また、こういった傾向も分かっているようです。
*症状は女性が男性の約9倍と大部分を占める
*男性は女性と比べ症状を隠したがるため、男性の発症はかなり低く把握されている可能性も
*本人が両親の第一子であるケースが多い
*「素直で良い人」がなりやすい傾向がある
抜毛症の治し方とは?
それでは、抜毛症を治すためにはどのようにすれば良いのでしょう?
抜毛症は、手が毛を抜くことを覚えてしまっているため「とにかく頭を触らない」ことが大切です。
頭にバンダナやタオルを巻いたり、帽子をかぶったりして髪の毛を隠すことで抜く前に「気づく」ことが出来ます。
触り心地の良いぬいぐるみなどを握るのも、一つの方法です。
そしてこの行為にストップをかけるには、まず専門家の力をかりることが望ましいです。
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)などによる薬物療法、心理的問題に対してはカウンセリングを受けてストレスの原因を突き止め、心理療法を施したり、髪の毛を抜き続けたことによって炎症が起きているのならば、皮膚科的治療などその人の病態にもよるようです。
他にできることは…
*周囲が寄り添って話を聞いてあげる
*自分がリラックスできる方法で気分転換してみる
*「仕事」のストレスが原因ならば、思い切ってお休みすることも検討する
*早期対処が大切
抜毛症の8割の人は、心理的なストレスが軽減されたりなくなると症状も改善されることが多いようです。
髪が生えてこない可能性も…!
やだーつむじより禿げてるじゃないの。
雨で引きこもってるのと
普段いない人が居るストレスで
抜くわ抜くわ。皮膚科いったら薬くれる?#抜毛症#抜毛症かな? pic.twitter.com/lO5U1Ed3b5
— ayumi (@ayumi93549533) June 7, 2019
抜毛症は、コントロールが効かなくなってくると頭皮の一部の髪の毛がなくなってしまうこともあるようです。
他人から見ても、抜毛症の癖が分かる状態になることも…
カツラをつけるなどして抜毛症を悟られないようにしていることも、少なくないようです。
抜毛症の原因や治し方とは?まとめ
今回は、抜毛症についてまとめました。
抜毛症は抜いた髪の毛を口にしてしまうケースもあるようで、消化不良や深刻になると胃腸障害なども併発してしまう可能性もあるようです。
自身の身の回りで気になる人がいれば、寄り添って話を聞いてあげることから始めてみるといいかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。